まつげエクステは、目元の美しさを追い求める人々に愛用されています。そこまでして何を求めているのかと思われても仕方ないのですが、追求しているのはやはり目力(めぢから)です。人の口から出ることばには、よい意味でも悪い意味でも力がありますが、目の力も同じです。優しい目、信頼に満ちた目、迷いがある目… 様々な人間の感情を、ことば以外の表情で表すときに、もっとも効果覿面なのが目です。まつげエクステは、そういう人間としての非言語コミュニケーションをお手伝いしています。まつげエクステを余分なものだと考えてもかまいませんが、多くの人がメイクをしているのを見ると、ノーメイクでも目元さえぱっちり明快であれば、世の中どこに行っても恐れるものなしという考え方も出てきます。自分の素肌がわからなくなるまで色を塗り重ねて、別人の顔を「メイク」していくのも古来よりの美の追究ですが、ほんの少し目元に手を加えることだけで表情をぐっと豊かにできるまつげエクステの方法を、メイクより劣る余分なものと決めつけてしまうのはどんなものでしょうか。目元に対する考え方を、もう一度確認してみたいものです。目元とは一人の人全体の存在感を示している部分でもあるのです。
